健診で高血圧になったら、重症化する前に病院で検査を受けましょう。
目次
診察・検査で他の病気や合併症の有無を調べる
高血圧のときは、医療機関で診察・検査をぜひ受けましょう。高血圧の裏には、別の病気や合併症が潜んでいる可能性もあります。血管や心臓がダメージを受けている可能性もあります。「血圧がちょっと高いだけ」と先送りせずに、事前対応で早めに診察しましょう。
診察では
問診、血圧測定、聴診/触診、身体測定などを行います。
高血圧の診察項目
家庭での血圧測定記録がある場合は、持参すると良いでしょう。問診では、血圧の状態や症状のほかに、過去の既往歴や家族歴、服用中の薬やサプリメントなどもメモしていくと良いです。
高血圧の診断には、検査も重要です。血液検査や尿検査のほかにも必要であれば心電図検査や胸部X線検査などを行い、別の病気や糖尿病などの合併症がないか精密に検査します。
【問診】高血圧の診察項目
- いつごろから、どのくらい血圧が高いのか
- 頭痛、吐き気、めまい、動悸、息切れなどはないか
- 糖尿病、腎臓病、心疾患などの既往歴の有無
- 家族で脳卒中や心疾患、腎臓病などになった人の有無(家族歴)
- 治療中の疾患、服用中の薬、サプリメント
- 食事、喫煙、運動、飲酒、睡眠などの生活習慣
- 妊娠や月経の有無(女性の場合)
【血圧測定】高血圧の診察項目
5分以上安静にしたあとに、血圧測定をします。複数回測定した平均値をとりますが、初診の場合は左右の測定値の高いほうの値を血圧値とします。必要であれば、立った姿勢や寝た姿勢でも測定することもあります。
【聴診・触診】高血圧の診察項目
胸部や腹部、首などに聴診器をあてて、臓器や血管の異常を調べます。
【身体測定】高血圧の診察項目
身長と体重、腹囲を計測します。肥満やメタボリック・シンドロームの判断や程度を確認します。
高血圧の検査の流れ【合併症や他の病気がないかチェック】
診察・検査を行い合併症や他の病気の有無を判断します。合併症の恐れがある場合は、精密検査をおこない、検査の結果によって治療方針を決めます。
二次性高血圧・合併症の疑いありとされたら↓