血圧の自己測定・自己管理が脳卒中や心筋梗塞を防ぎます。血圧コントロールは、健診や病院だけでなく家庭で測定することも重要です。
ストレッチや日常の運動量と一緒で、自己管理や習慣化がポイントになるのですね。
目次
血圧コントロールを自己測定・自己管理が健康への第一歩
自分の血圧をコントロールするには、家庭で毎日、血圧を測る習慣をっ身に付けるのがおすすめです。体重測定と一緒ですね。
家庭での血圧測定では、家庭用血圧計を使用します。
最近では、手首や指先で血圧を測れる製品もありますが、上腕で測るタイプが正確性は高いです。
家庭で血圧を測るときは、朝と夜の2回測るのがおすすめです。毎日できるだけ同じ時間、環境で測るようにすると、条件が統一されるため正確性が高まります。
家庭で測定して高血圧が疑われる人や、健診などで高血圧を指摘された人は、家庭での血圧数値を記録しておくことで、病院での診察や治療に役立ちます。
血圧の正しい測り方
正しい血圧の測定を実践し、正確な血圧の記録を得ましょう。それが血圧管理、健康管理の第一歩になります。
時間
○朝と夜の1日2回が基本
朝は起床して1時間以内の、朝食前に測るのがベターです。夜は夕食前や就寝前などが良いです。食事前後に降圧剤を服用している人は、服用する前に血圧を測りましょう。
場所
○暑すぎず、寒すぎず
○リラックスできる場所
極寒な寒さや暑さ、騒音などの無い落ち着ける場所が適しています。特に寒い場所は末梢の血管が収縮し、血圧が上昇します。冬場は温かいお部屋で測りましょう。
家庭での測定基準値
○収縮期血圧値125mmHg
○拡張期血圧値80mmHg
家庭での血圧測定は、健診や病院で測るよりもキラックスしています。従って、医療機関で測るときよりもさらに低い値を正常血圧としています。
注意
○食後30分以上たってから測定実施
○入浴後1時間以上たってから測定
○飲酒後やカフェインを含んだ飲料(コーヒー、紅茶、エナジードリンクなど)を飲んだ直後は、血圧が変動しやすくなるため計測は避ける。
血圧を測定する正しい手順
①安静後、カフの高さを心臓に
上半身を起こして座りやすい姿勢で呼吸が落ち着いてから計測を始めます。カフと心臓が同じ高さになるのがポイントです。
②上腕にカフを巻く
素肌か薄い衣類の上からカフを巻きます。腕や手、体は脱力しておきましょう。
③血圧を測定する
血圧計のスタートボタンを押し。表示された収取期血圧値、拡張期血圧値を記録します。
血圧測定時の正しい姿勢
測るときの姿勢やポイントに注意して、正しく測りましょう。
- 背筋を伸ばして測る
- カフと心臓の高さが同じ
- 軽く腕を伸ばす
- 測定中は、何もせずリラックスする
正しい血圧の測り方のまとめ
正しい血圧の測り方について解説しました。血圧を測るときは、時間・場所を固定し、条件が毎回同じになるように設定されると正確性が増します。
健康管理の一環として、ぜひ家庭でも血圧測定の習慣をつけていきましょう。