血圧は生命維持に欠かせない心臓のポンプです!高血圧対策のために、まずは血圧のメカニズムを知りましょう。
目次
血圧とは!?血液が血管壁に与える圧力
血液循環は生命維持に欠かせない血液循環を支えています。血圧は心臓のポンプ機能であり、心臓から送り出された血液は、動脈を通って酸素や栄養素を体の隅々にまで届け、各組織からは老廃物や二酸化炭素を回収し、静脈を通して心臓に再び戻ってきます。
この心臓の働きによって送り出された血液が血管壁に与える圧力を「血圧」と言います。
心臓が縮んで動脈に血液を送り出すときを「収縮期血圧」、心臓が拡張して動脈がもとに戻ろうとするときの圧力が「拡張期血圧」です。
ちなみに、キリンは首が長い分、つよく遠くに血液を流すために血圧は200を超えるのが当たり前だそうです♬
血圧は、つねに変動しています。運動や緊張した時、興奮したときは上昇します。リラックスや安静時は下がります。また、一日の中でも血圧は変化します。
正常血圧の人は朝から日中は血圧が高い状態がつづき、夜になるにつれて血圧が下がるという日内変動があります。
血圧に日内変動を確認するには?時間帯を変えて血圧測定しよう
24時間の血圧の日内変動を把握するには、時間帯を変えて測定する必要があります。起床時、食前と食後、就寝前などです。
健康診断時は正常でも、早朝や夜間などに高血圧になる可能性もあります。
血圧がスムーズに流れにくくなると血圧があがる
血圧があがるのは、血管壁にかかる圧力が高くなることが原因です。血管の圧力に影響をあたえる洋装の中でもっとも関りが深いのが、「心拍出量」と「抹消血管抵抗」です。
心拍出量とは?心臓から送り出される血液量のこと
塩分の取りすぎなどにより、血管を流れる血液量が増加すると心拍出量が増えて血管壁にかかる圧力が大きくなります。そのため、高血圧になると心臓は血液を送り出すのに強い圧力をかける必要があります。
末梢血管抵抗とは?細動脈や毛細血管などの末梢血管で血液が流れにくくなること
心臓から送られた血液が末梢血管にスムーズに流れ込むこと、動脈内の圧力が低下します。しかし、動脈硬化により末梢血管が硬く狭くなると、心臓から末梢血管に血液が流れにくくなるため、動脈内の圧力が低下しません。
そのほかにも、自律神経やホルモンの働きによって血管の収縮が続くと、末梢血管抵抗がたかまり、これまた血圧上昇に繋がります。
血圧は、「心拍出量」と「末梢血管抵抗」が増えることで上昇する
低血圧とは?血流がすくなくなれば、倦怠感やめまいが出る
慢性的に血圧が低い状態を「低血圧」と呼びます。一般的には、収縮血圧値が100mmHg未満、拡張期血圧値が60mmHg未満の場合を指すことが多いです。
低すぎるのは、倦怠感や充分な血液が供給されずに体調不良の原因ともなります。生活習慣を見直していきましょう。
なぜ塩分を取りすぎると血圧があがるの?
塩分を多く摂りすぎると、血液の塩分濃度を薄めるために水分が集まるからです。水分が集まると血液量が増えるので、その分血内の圧力があがります。