生活習慣改善のための【高血圧の種類】をしる

高血圧といっても原因によって2タイプに分かれます。まずは、あなたの高血圧の原因がどのようなことか把握していきましょう。

高血圧の種類は2タイプ【生活習慣改善】

ドクター

高血圧は、
①はっきりとした原因はわからない「本能性高血圧」
②何らかの病気や副作用などによっておこる「二次性高血圧」があります。

原因によって対処が変わるので、高血圧と診断された場合には、まずどちらかのタイプかきちんと確認しましょう。

本能性高血圧

日本人の90%の高血圧者が、原因不特定の本能性高血圧です。本能性高血圧は、加齢や食事、運動不足などの生活習慣、自律神経の働き、遺伝的要素などが関係しています。

マサトトレーナー

加齢で血圧があがるのは当たり前なので、強度を調整した運動をうまく組み込んでいければ良いと私は考えています。

二次性高血圧

高血圧患者の10%強を締めるのが、二次性高血圧です。病気や薬が原因ですが、なかでも最も多いのが腎臓の疾患です。ほかにも内分泌系機能に関わる病気、血管の異常でも血圧があがります。また、服用中の薬の副作用が原因のケースも多くなっています。

マサトトレーナー

薬に頼らない生活をしていきたいですね。

二次性高血圧の一例と原因

ここでは二次性高血圧の一例を紹介していきます。

腎性高血圧は、腎実質性と腎血管性の二つがあります。腎実質性は、水分や塩分の排泄に異常が起こり、体内を循環する血液量が増えることで高血圧になります。また、腎臓で生成される昇圧ホルモンが増加することも一因です。
例>糖尿病性腎症、糸球体腎炎、腎盂炎
もう一つの腎血管性は、腎臓の動脈が狭くなり、血行が悪くなるために起こります。
例>腎動脈狭窄

腎性高血圧

内分泌機能に障害があると、昇圧ホルモンが過剰に分泌されることによって高血圧となります。
例>原発性アルドステロン症、甲状腺機能亢進症、クッシング症候群など

内分泌性高血圧

白衣高血圧と仮面高血圧

場所や時間帯によって血圧が変動するタイプの高血圧もあります。「白衣高血圧」と「仮面高血圧」です。

白衣高血圧は、病院の診察室での血圧測定では血圧が高くなり、家庭での測定では正常値がでることです。一方、仮面高血圧は診察室での血圧測定は正常値で、家庭での測定では高血圧になることです。
「仮面高血圧」は「隠れ高血圧」。高血圧と気づかないまま放置して、重症化する恐れがあるため、血圧が正常な人と比べて、脳卒中や心筋梗塞を起こす確率が3倍もあると言われています。

仮面高血圧の種類

仮面高血圧は、いろいろなシーンや時間帯で起こります。健診で正常だからと油断せず、下記の傾向がある人は医師の診察を受けましょう。

職場高血圧

勤務時間中に、仕事のストレスや喫煙などによって血圧があがり、高血圧が続く状態。働き盛りの世代に多くみられます。病院の診察や職場の定期検診では、仕事から離れているために血圧が下がるようです。

早朝高血圧

早朝の血圧が異常に高くなるタイプの高血圧で、高齢者に多いとされています。もともと朝は一日の活動に備えて血圧があがり始めますが、それが急激に起こると、脳卒中などを起こすリスクがあります。

マサトトレーナー

朝にパーソナルトレーニングをされる方は、
血圧、低血糖、低体温な状態になりやすいので、負荷を落としたり、ウォーミングアップを長めに行って対策をしています。

夜間高血圧

夜や睡眠中でも血圧がさがらないタイプです。動脈硬化や肥満、睡眠障害などがある人に多く見られます。寝ている間も血管への負担が持続するため、やはり脳卒中や心筋梗塞などのリスクが上昇します。

マサトトレーナー

睡眠、肥満、自律神経…
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