健康的に長生きしたい、常にエネルギッシュな状態で仕事やプライベートの時間を過ごしたい人にとって「運動」の習慣は大切です。運動不足は、肥満になるだけでなく生活習慣病(脳血管系疾患のリスク向上など)や脳の衰退、メンタル不調など体に悪影響を与えます。
運動不足が私たちの人生におよぼす恐ろしい悪影響には、一体どんなものがあるでしょうか?
目次
運動不足のデメリット①肥満になりやすい
運動不足になると、消費カロリーが減り体脂肪が増えやすい状態になります。体脂肪は基本的には、「消費カロリー < 摂取カロリー」の状態になると増えるので、運動不足で消費が減れば当然ですが、太りやすくなります。
また、運動不足は筋肉量の減少に繋がります。筋肉に負荷を与えずに生活していれば、20代を境に年々筋肉量は減ります。その結果が、40代、50代になると痩せにくいであり、少ない食事量でも痩せない状態です。運動不足、摂取カロリー不足が続けば、ますます筋肉量が減り栄養不足になります。
運動不足のデメリット②骨が弱くなる骨粗しょう症のリスク増大
運動は筋肉だけでなく、骨の強化になります。特に骨に対して重力が負荷がかかる運動は効果が高いです。スクワットや腕手伏せが代表的です。
逆に骨の強化や筋肉量アップに非効率なのが脚パカ運動です。脚パカよりもヒップリフトやクラムシェルなどのお尻を鍛える種目を短時間でもいいので行いましょう。ちなみに、脚がふとい、ふくらはぎが太い人は、お尻が使えていない傾向が強いです。だから、代償としてふくらはぎや太ももが頑張る。結果として、頑張る筋肉は成長するのです。
- 使われ過ぎている筋肉をゆるめる
- 本来は使いたい身体の中心に近い筋肉(お尻、体幹)を使えるようにする種目実施
- お尻が使える状態にしてから全身連動運動をおこなう
で取り組んでみましょう。脚痩せなんてこんなもんです。抗重力筋を適切に働かせましょう!
運動不足のデメリット③メンタル疾患にかかりやすい
運動不足によって自律神経がみだれメンタル疾患になる可能性も考えられます。私のジムにカウンセリングに来られた方で、メンタル不調の方のすべてが運動していない方でした。さらに、食事制限も自主的にしており腸内環境も悪い状態でした。
運動をすればお腹が空いて栄養を自然と補給する流れになります。腸も運動によって刺激されるので働きも良くなります。
メンタル疾患になる人の多くは、過度なダイエットをしている傾向にあり、痩せなくちゃと常に考えています。その状態の方がパーソナルジムに入会してすぐに結果を出そうと頑張ると更に体調が悪くなります。ダイエットの前にまずは健康になりましょう。マイナス状態を0に戻しましょう。
リズム運動はストレス発散になる
散歩、自転車、縄跳びなどの一定のリズムで身体を動かすのはストレス発散に繋がります。ガムや貧乏ゆすりもストレス発散です。
運動習慣はつくることは、ストレス発散、腸内環境を活発にさせる、自律神経の安定に繋がるのです。
運動不足のデメリット④仕事のパフォーマンス低下
運動不足は血流が悪くなります。結果として、脳の活動に必要な酸素や糖質が届けられず集中力低下などパフォーマンスが低下します。特にデスクワーカーの方は一日中動かずに仕事をする可能性も高いので、定期的に運動やストレッチをしていきたいです。
仕事姿勢の改善は、集中力向上や長期で仕事を続けるための先行投資です。
運動なしで痩せるのはいいこと?ただ痩せるだけであれば誰でもできる
巷では、脂肪吸引や痩せる薬など運動をしなくても体脂肪、体重を落とす方法が出てきています。体重、体脂肪や見た目を変えるだけなら脂肪吸引でもエステでも薬でも良いでしょう。
でも、体は適切に動かなければ意味がありません。脂肪吸引をしたからといって、歩きやすくはなりません。疲れない身体が手に入るとは限りません。姿勢は良くなりません。
エステにいき浮腫みをとっても、筋肉が少なければまた元通りです。
キレイな身体になって街を歩きたい、仕事で評価を得たい、遊びたい!あなたがマネキンでなければ、運動しましょう。