ダイエットよりも大事なことは?

先日、カウンセリングにお越しになられたお客様の話を伺って、私が感じたことをシェアします。

お客様の現状

・体重は標準体重よりも25㎏ほど多い
・炭水化物メインの食事
・運動習慣はなし
・精神薬を服用中

食べてはいけないと分かっていても食べてしまう

2024年4月ごろに受けた健康診断で糖尿病手前だったということでダイエットを考え始めたそうです。

食事をお伺いすると、朝は菓子パン2つにコーヒー、昼はスーパーでチキンや揚げ物の弁当に菓子パン、夜は米2杯にスーパーでのお惣菜、そしてジュース(カルピスなど)を毎日飲む生活をされていました。

ご本人はもちろん体重増加の原因は食生活にあるとご理解されていましたが、習慣の力は強いのでなかなかやめられずにいました。

悪い炭水化物メインの食習慣がもたらす悪影響

菓子パン、コンビニやスーパーの弁当、ラーメン、ジュースなどは、小麦や悪い脂質、添加物、砂糖の多さから悪い炭水化物に分頼されます。一昔前に糖質制限が流行りましたが、私は上記のような悪い糖質はもちろん制限すべきだと考えています。

悪い糖質を取り続けると、脂肪増加はもちろんですし、腸内環境が悪くなり、メンタルが不安定になります。ホルモンを作り出すのは食事です。

食べ物を消化吸収する胃腸が質の悪い食べ物によって働きが悪くなります。結果として、やる気や精神安定をだすホルモンがでなくなり、メンタル不調に繋がっていくと考えています。

やる気がない、不安症状、眠れない、集中力がない,,,食事も大きく絡んでいるのです。

有酸素を習慣化できる人は少ない

次に運動に関するお話です。カウンセリングに来られた方は2年ほど前にジムに通い有酸素運動1時間を週2回ペースで1年間つづけて76kgから63㎏くらいまで減量されました。素晴らしいですね!

しかし、63㎏から停滞してしまい、ストレスが溜まって運動を辞めてしまいました。結果、83kgまでリバウンド。ダイエットのために有酸素をはじめる動機は良いのですが、有酸素を行う目的を良い方向に変えていけなかったのが惜しかったです。有酸素は血流促進、脂肪燃焼、リズム運動によるストレス軽減など様々なメリットがあります。減量ありきの有酸素をしていると減らないことによって、有酸素自体がストレスになってしまいます。もったいない。

そもそも減量は、「消費カロリー:摂取カロリー」の差で決まります。有酸素で消費を増やすのは良いのですが、辞めれば消費は増えません。金持ち父さん、貧乏父さんでいうところの労働者みたいな感じです。自分が働かないとお金が入ってこない段階。

減量において有酸素しか選択肢がないのは、知識不足が大きく関わると考えています。歩くのは、フォームは抜きにして健常者であれば誰でもできますよね。

でも、トレーニングはどうでしょうか?せっかくジムに通っているのに、スクワットもしない方が多くいます(やり方がわからないのでできない。もしくは自信がないから誰にもみられたくないなどの理由かと)。有酸素も大事ですし、筋肉量、筋力、持久力、バランス力、柔軟性、協調性すべて大事なんです。

トレーニングのメリットは、姿勢維持、歩き方の改善、筋肉量の増加、俊敏性向上、バランス向上など多岐にわたります。20代をピークに筋肉が減る、そして減量中は筋肉が減りやすい状態を考慮すると、トレーニングはマストでいれるべきなのです。

減量してリバウンドする人の特徴として、

・筋肉が減った
・カロリーを削り過ぎた(=筋肉が減った)
がまず考えられます。結果として、栄養不足になり、腸内環境が乱れ、メンタルも乱れ、代謝も落ちて太りやすくなります。

痩せるためにトレーニングは間違っている

痩せるには○○が良い。この○○に入るものを皆さんはもとめて、新しい手法が次々に誕生しています。

その手法の一つとして、筋トレがあり、有酸素があり、ピラティスがあり、ダンスがあり..

いや、トレーニングは痩せる、痩せないに関係なくマストでやるべきなのです。トレーニングはなんのためにやるのか?

それは、生涯、自分の足で立って歩く。自分の口で食べ物を食べる。自分で呼吸をする。

⇧これのためにやっているのですよ!上記の活動をひと言でいうと「運動」です。動物の中で唯一運動をさぼるのが人間。

固形物を食べずにスムージー、プロテインなどで済ませるから内臓が運動せずに衰えていくのです。デスクワークばかりで運動しないから、姿勢が悪くなり内臓が圧迫され、血流も回らず生産性が低下するのです。

運動不足で身体が疲れていないから睡眠障害になり、メンタルが崩れていくのです。

健康になりたいのであれば運動をしよう、運動をさせよう

心身ともに健康な状態であるから仕事が捗り、プライベートも楽しめるのです。人間は動物なので、いかに運動させるかが健康体をキープするのに重要なポイントです。

ジムでトレーニングするのも有酸素をするのも運動、スポーツをするのも運動、食べるのも運動、呼吸も運動です。日常生活のあらゆる局面で運動量を増やしていく工夫が健康的な体質にかわり、人生の質を高めるのです。

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